1月 31 2012
日本はなぜ「金=ゴールド」を放棄するのか… (2722投稿)
新聞記事に出ていましたね!
~2011年の日本国内からの金の輸出が過去最高に!~
34%増・122トン(輸入量を相殺した純粋な輸出量は118トンという…)
今、世界経済は欧州危機にみられるように非常に経済状況は混沌としています。そんな折、資産の避難先に一番に挙げられるのが「有事の金(=ゴールド)」です。昨年は金の取引相場は過去にないような記録的な上昇をみました。
その原因は様々ですが、大きいのはギリシア国債の問題にみられるようなソブリンリスクが遂に各国で顕在化し始め、”PIIGS”(ポルトガル・イタリア・アイルランド・ギリシア・スペイン各国の意)と呼ばれるヨーロッパ各国では軒並み国債の金利上昇(国債の暴落の意)が見られること。ご存じの通りギリシアは事実上破綻していますが、それがイタリアに飛び火し、その影響は王者フランスにまで燃え広がりつつあります。国家財政に問題を抱えていたPIIGSの各国のうち、30日のポルトガル国債の利回りは17%台を突破し、前週の15.5%台を軽々と上回っています。これらの各国のソブリンリスクは現在進行形で欧州を揺さぶっており、IMFの緊急支援や、ヨーロッパ中央銀行の支援、さらに欧州金融安定化基金などの設立なども焼け石に水であり、原資ともいうべき各国からの資金提供さえもままならない状況だ。
PIIGSと呼ばれる各国の国債を保有(=投資)している金融機関は非常に困難な立場に置かれている、その国がデフォルトすれば、その国債は紙くずとなり、一気にその金融機関は財務体質の悪化に直結する!そしてそこに恐ろしいのが、国債に対するCDSがその数十倍から数百倍の規模で存在するであろうことだ。万一、、国家が破たんし、その国債に対するCDSが発動される条件が整えば、世界の金融システム自体の崩壊につながりかねないという状況。多少、状況は少し大袈裟かもしれないが、放っておけばその選択肢も十分にオプションとしては考えられる。
ヨーロッパのユーロ圏に囲まれたスイスは通貨のユーロとスイスフランとの交換レートに対して無限の為替介入を実行しています。おそらくそれは副作用も伴うものですが、それほどユーロの混乱に対しては周辺国の危機感はよほどのものです。
ユーロ圏が風邪をひくと、そのヨーロッパ圏を最大の輸出相手国とする成長著しい中国にもダイレクトに悪影響が出ます。さらに中国との貿易量が飛躍的に増えている日本に対する影響も出るというもの。今や世界経済は相互につながっており、一国だけを守りきることはできない。過去の歴史ではブロック経済という考え方も出ています。IMFの統計によればEUの2011年のGDPの実質成長率はマイナス0.5%だそうです。実質景気後退の局面となっています。
こうした世界的な経済混乱の際に、現在の通貨の価値は非常にあいまいとなっています。お札は信用通貨ですから、実際にはそのお札には何の価値もありません。1万円札をお店に持っていくと1万円分の商品と変えられるのは、日本や世界の人々がその「円」というモノの価値を十便に理解しているから、受け取った1万円札の価値をいつでも他のものと交換できるという信頼関係が成立しているから。
しかし、この信頼関係が崩れてしまうと…。それが世界中の不安として今の世界の相場を暗い影を落としているものです。
では、お札などの通貨に信用がなくなったら、何に価値を持つかといえば、そこに登場するのが「金(=ゴールド)」なわけです。
その有事の際に最も頼りになる実物資産である「金」ですから、その金を国家がどれだけ準備(保有)できるかで国の力が見えてくるといいます。
そこで、日本の2011年の状況はといえば・・・
最高値ともいうべき『ゴールドの国債取引価格の相場上昇』という事象に対して、
「高いからこそ今売り時だ!打ってまずは利益確定しよう!」
という意見と、
「高いということは、ゴールドは皆に支持されている貴金属資源。だからこれから世界の混乱が深まればもっと相場は上がるし、金の保有こそが力を持つことができる!ならば上昇基調のなかでは相場の波を見極め一瞬下がった相場で押し目買いをして今こそ金保有量を更に増大させるべきだ!」
という意見があります。
日本は前者を考える人が多いのでしょう。
しかし世界の潮流は後者です。
こんな時期に金を売却してしまい、それを海外向けに輸出してしまうのは日本の価値観は大丈夫だろうか…?と個人的には心配になってしまう。同じアジアの中でもインドや中国は国家規模での金保有量を増やしている。中央銀行が金の購入を進めている。
主要先進国の中で輸出と輸入の相殺結果で輸出が多い国は日本くらいのようです。輸出増加は2年連続、輸出と輸入を相殺した実質収支での”輸出傾向”は6年連続となっているようです。
金は現在店頭小売価格が4506円/g(参考:田中貴金属店)。ここ数週間で相場の下落から反転、グラムあたり350円近く値を上げている!(1キロ単位ではなんと35万円もの上昇となる!この差で売買すれば420万円程の投資で数週間で20万円以上の利益が出ることになる!ちょっとした小遣いならば十分だ。それを10倍の4200万円の投資であれば200万円以上の利益が出る。さらにその利益を複利の発想で再投資に回せば……世の中はお金持ちがさらにお金持ちになってしまうようにできているものだ。
昨年は8月に4745円/gの直近での最高値を記録しており、そこから数度の上下幅を持ちながら、4000円/gラインを下限に再上昇を始めている。トレンドは長期的な上昇方向だ。
まだ、欧州などでの金融機関などが手持ちの資金を得るために、自ら保有しているゴールドの大きな換金売り(緊急に迫られた叩き売り)がでる可能性があり、そこで相場は一時的に崩れる可能性がありますが、世界的な金融不安が続く限りは上昇トレンドがねじ曲げられる可能性は低い。おそらく昨年12月半ばに一気にグラム当たり200円近くの相場下落が起きたのもその理由が大きいのではないだろうか。
一部では金は一気に大暴落させられるという話も出ていますが、この状況下ではワタクシは上昇トレンドが続くと読む。6000円台を突破し極めて短期ではないにせよそのトレンドは8000円を目指すのではないかと思う。小幅な相場変動は一時的にはあったとしても日本国内での小売価格で4000円のラインはほとんど割らないのではないだろうか。そこまで下がれば新興国での買い支えが必ず起きるはず。
宝くじの代わりにゴールドを少し持ってみるのも夢があってよいのかもしれないです。信用がなくなれば紙くずになる「お札」よりは実物資産であるゴールドは資産保全の意味においては頼りになるのかもしれない。平気で基準額を割り込んでいる投資信託よりも安全性は高いのかもしれない。。。(笑)
(好き勝手に書きましたので、投資はくれぐれもご自身の自己責任にて判断ください。責任は負いかねます・・・)
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